【カニファミリーストーリーその191】昭和22年の農地改革で大半の土地が接収されたが、わずかに残された田畑で百姓仕事を続けるカニジジ。空っぽになった馬小屋では鶏、豚、山羊、羊、七面鳥を飼っていたそう。生活面では地元の古老がカニジジの窮状を知って援助して励ましてくれたという。そんな生活がさらに4年続いた昭和26年、マッカーサーの後任である2代目連合国最高司令官リッジウェイにより、公職追放の条件緩和の方針が打ち出され、同年6月にはカニジジの公職追放も解除となった!実に敗戦から6年に及ぶ苦難の道がようやく終わりを告げた瞬間であった!