2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧
【カニファミリーストーリーその186】昭和20年6月21日本土防衛のために転属が決まり、28日には湖南省を出発。8月10日は満州国と朝鮮の国境を列車で超えたが、カニジジたちのひとつ後の列車の日本兵はソ連軍に捕まりシベリア送りになったという。辛くも釜山に…
【カニファミリーストーリーその185】途中2度の突発的な戦闘に参加しつつ、昭和20年4月12日目的地である湖南省湘潭市へと入ったカニジジは後方地帯で新兵の教育隊要員に従事する事になる。おそらくだが軍馬の取り扱いに関する講義だと思うが、運良く比較的安…
【カニファミリーストーリーその184】昭和19年11月4日、カニジジ3年ぶり3度目の招集命令。第47師団の輜重隊、病馬廠付として南支方面の湖南省湘潭市へ向かう。さすがに40過ぎての兵役はしんどそうな気がします。ちなみに各師団につけられる漢字一文字の通称…
【カニファミリーストーリーその183】戦地から戻ったカニジジだが、日中戦争は泥沼にはまり、さらには日米戦争まで始まっている昭和17年以降。カニジジは地元の在郷軍人会のお偉いさんとなっていた。さらには家業の馬商売も軍馬の需要が高まりガンガン売れま…
【カニファミリーストーリーその182】カニジジに下ったのは帰国命令!2年の兵役が満了したのである!昭和16年3月28日には駐屯していた山西省長子門村を出発し、4月11日には神戸に上陸、4月19日には召集解除となりカニジジ二度目の兵役は終了となる。最もこの…
【カニファミリーストーリーその181】年が明けて昭和16年。日本軍は5月に「中原会戦」という大規模な掃討作戦を計画していた。晋中作戦で共産党軍を叩いた直後であり、次なる標的は国民党軍と決定した模様。その準備段階としてカニジジは同年3月6日から3月18…
【カニファミリーストーリーその180】日中戦争開戦以来、国民党軍や軍閥を矢面に立たせて自らは支持基盤の拡大に努めてきた共産党軍。政治的な主導権を握る好機と見たのか、昭和15年8月頃から過去最大規模の「百団作戦」を仕掛けてきた!路線や通信網の破壊…
【カニファミリーストーリーその179】ここでちょっと日中戦争時の中国軍について解説。当時の中国軍は3つの勢力が反目しあい内紛が絶えない状態。と言うのも辛亥革命から25年程しか経っておらず、中華民国の国民党政府軍と元清国軍の地方軍閥、さらにはソ連…
【カニファミリーストーリーその178】高平作戦で日本軍に制圧された潞安地区を平地奪回を狙って山岳地帯に集結する中国軍。しかしその情報はとらえており、すかさず殲滅作戦が計画された。昭和15年4月21日〜5月8日の期間に実行された「春季晋南作戦」では航…
【カニファミリーストーリーその177】高平作戦終了後、潞安地区の平地部分を制圧ししばし落ち着きを取り戻す。そんな中でカニジジは3月9日には獣医中尉に昇格し、従七位の位階も賜ったらしい。山西省の主要な地域はほぼ日本軍が制圧したのだが、潰走した中国…
【カニファミリーストーリーその176】昭和15年1月1日「高平作戦」開始!何も元旦からと思うが戦場に正月もクソもないという事なんだろう。冬の山岳地帯での作戦で、日本兵も100名近くが戦死する激戦となったらしい。カニジジの兵籍簿を見ると「戦闘参加」と…
【カニファミリーストーリーその175】昭和14年12月2日、カニジジたちは太原から南の潞安へと移動する。南方での中国軍の動きが活発だったらしい。カニジジたちは潞安地区の長子門村へ入り同地の警備にあたりながら、次の「高平」という地域での軍事作戦の準…
【カニファミリーストーリーその174】ニシ作戦終了から3ヶ月間、軍事作戦は行われておらず。カニジジは太原にあった病馬廠の支部を離石に開設し、そこの支廠長とし軍馬の治療に当たっていたらしい。軍馬の怪我と言えば戦闘行為で銃撃されたり爆弾で負傷した…
【カニファミリーストーリーその173】昭和14年5月31日に太原に着いたカニジジ。はやくも6月11日から7月11日まで「五台作戦」という軍事作戦へと参加する。太原の北東部にある五台山という山地に潜伏していた八路軍(共産党軍)の一掃作戦で、なんとか潰走させ…
【カニファミリーストーリーその172】昭和14年5月31日山西省の太原に到着したカニジジ。華北分離工作に基づいて日本軍が支配していた地域の治安維持の為の出征だった模様。日本軍の支配領域ながら山地に国民党軍に八路軍(共産党軍)、地方軍閥による抵抗が激…
【カニファミリーストーリーその171】最初の任務から5ヶ月後、昭和14年5月には再び応召されて第36師団病馬廠付となるカニジジ。役職も獣医少尉で軍馬のスペシャリストという事で、比較的後方での仕事が多かったらしいと聞いている。ちなみに帝国陸軍は暗号的…
【カニファミリーストーリーその170】昭和12年7月7日、盧溝橋事件を発端に日中戦争が始まる!カニジジも遂に実際の戦争へ参加する事となる。開戦から2ヶ月後の9月には早くも騎兵第8連隊の留守隊として弘前(青森)へ常駐し、最初に中国へと渡ったのは同年12月…
【カニファミリーストーリーその169】志願した騎兵隊の軍役は1年で現役満期となり、その後半年の予備役を経てカニジジ最初の召集解除となる。まあカニジジの実家は有名な馬商人だったので、軍馬を大量に購入する陸軍はお得意様で、当時は大変儲かったという…
【カニファミリーストーリーその169】以前母方の祖父の兵籍簿の読み解きをしたので、今回は父方の祖父の兵籍簿を読み解く。父方のカニジジは母方のカニソフより10個以上歳上なので、太平洋戦争当時は在郷軍人の中でも重鎮だとたそう。そんな20歳のカニジジが…
【たわばガニのジモトーーク!その171】そんなヤクザの親分とも交流を重ね、奥様は思い切って初めて会った時にはとても怖かったのよと打ち明けたそう。親分はバツの悪そうな顔で侘びながら、でも先生にはケンカで1度も勝ったことない恐ろしい人なんですよと…
【たわばガニのジモトーーク!その170】地元では有名なヤクザの親分だったタト山さん。奥様はやはり不安が募り、どういう関係かを聞いてみたそう。すると先生の幼馴染で、貧乏でいつも腹を空かせてた先生に食べ物をくれてたんだそう。ヤクザの親分になっても…
【たわばガニのジモトーーク!その169】お客さんが帰ったあと、奥様は思い切って刺青のことを先生に聞いてみたそう。するとやっぱりヤクザの親分さん!奥様はなんとなくそんな気はしてたけども、ウチの旦那さんのまさかの交友関係にボーゼンとしたそうです!
【たわばガニのジモトーーク!その168】あっという間に縁談はまとまり晴れて世帯を持った先生たち。そんな新婚生活の最中来客があり、先生の知り合いという事で奥様も応対していたそう。その後よくよく見たら、そのお客さんの腕に刺青が見え隠れ!エッ!この…
【たわばガニのジモトーーク!その167】先生のお見合い当日。先生の奥様の証言によると、あまりしゃべらないし顔つきが怖かったしお断りしたいなあと内心は思っていたらしいw。でも先に奥様のお父さんが先生の男ぶりを気に入ってあっという間に縁談はまとま…
【たわばガニのジモトーーク!その166】サルベージ船や武者修行を終えて数年ぶりに日本に帰国した先生。地元に戻り整骨院を始める傍ら、地元の子どもたちに空手を教え始めたそう。そんな中、無骨な先生の所に見合い話が舞い込む!武術家のロマンスキター!w
【カニ田一少年の事件簿その134】不審者オジさんの鑑賞会が終わり、帰り際に皆お宝本を何冊か土産に渡された。オジさんは満面のドヤ顔で去っていき、カニたちは呆然とそれを見送った。ふと我に返ったら今更怖くなってきて、ドギツいお宝本を家に持ち帰る気も…
【カニ田一少年の事件簿その133】当時はビニール本と呼ばれた大量のお宝本!今ならネットで漁り放題のお宝画像だが、当時はAVレンタルもまだなく中学生にはなかなか手に入れる機会がないお宝!持ってきたのが不審者オジさんなのに、めっちゃ食いつく中学生男…
【カニ田一少年の事件簿その132】律儀に再び現れた不審者オジさんは、おもむろに車のバックドアを開ける。おそるおそる覗きこむと、段ボール箱いっぱいのお宝本が積んであった!これが"良いもの"の正体か!
【カニ田一少年の事件簿その131】結局様子見と称して公園に向かったカニたち。しかし不審者オジさんの姿はなく諦めて帰ろうかと思った時、ハイビームで照らされて視界が真っ白になった!見ると不審者オジさんは車で現れた!
【カニ田一少年の事件簿その130】翌日の学校では不審者おじさんの話で盛り上がる。しかし、その場にいなかった部員がおじさんの"良いもの"に興味津々!あまり関わりたいとは思わなかったカニでしたが、その部員のゴリ押しでまたもや様子を見に行く事になりま…