たわばガニ戦記-国指定難病/黄色靱帯骨化症編-

国指定難病”黄色靱帯骨化症”になった事で体験したことを書き綴ったブログです

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

味的にはピンとこなかったカニ

【カニファミリーストーリーその55】カニパパが下拵えに馬のタマタマをスライスして、タレに漬け込み一晩置く。翌日焼肉にしていただきましたが、馬肉自体があっさりしてるんだけど、さらにタンパクで肉の旨みはなく、歯応えはシャキシャキという感じ。濃い…

思わず自分の股間を押さえるカニ

【カニファミリーストーリーその54】何故馬のキンタマなんぞがあるのかと言えば、カニパパは獣医さん。気性が荒くて扱いにくい競走馬はタマタマを抜いて"騸馬"にする手術があるんです!ハサミでチョキンと切り落とすのかなと尋ねたところ、幅広のペンチのよ…

ブヨブヨの肉を取ってきたカニ

【カニファミリーストーリーその53】小学生の頃の話。カニ家は母屋とは別の場所にカニパパの仕事用のはなれがありました。そのはなれの冷蔵庫にビニールに入った肉があるから持ってこいといわれてパシるカニ。中にはブヨブヨして形状もよくわからなく、もし…

半分食べたかもしれないカニ

【カニの徒然小ネタ日記その3】実家にいたときの夕飯の出来事。その日も美味しく夕飯をいただき、サラダも残さず全員が食べ終わったタイミング。片付け中のカニママが"あら嫌だ!"と声を上げる。どうしたのと聞いてみたら、サラダに使ったキャベツの残り半分…

めちゃくそ硬い異物を噛んだカニ

【カニの徒然小ネタ日記その2】近所のトンカツ屋さんでの小ネタ。いつも通りにとんかつ定食を頼んで、お肉にガブリとかぶりついたその刹那!めちゃくそ硬い何かをガギィッ!と噛んだッ!歯がッ!頭にキンキン響くような状態で、顎を押さえて口の中に指を入れ…

落ちた春巻を乗せられたカニ

【カニの徒然小ネタ日記その1】近くの中華料理屋で春巻定食を頼んだ時の小ネタ。席に運ばれてきた春巻3本の内1本が、皿が傾いて机の上にポロリと落ちる!しかし店員何の屈託もなく机の上の春巻をヒョイとつまんで、皿の上に乗せて何事もなかったように立ち去…

ねぎらいの言葉が嬉しかったカニ

【はたらきガニメモリアルその18】気を取り直して小売店回りを続けて何軒目かの小さな個人経営の古い玩具店。半分ヤケクソの営業スマイルで挨拶したら、中にはおばあちゃんがひとりで店番していましたッ!そのおばあちゃんはサッと奥に行って"ごくろうさま、…

メンタル的に疲弊してくるカニ

【はたらきガニメモリアルその17】Sデパートを皮切りに住所録を頼りに大型電気店やゲームショップなどの小売店を次々回って販促用のチラシを配るカニ。しかし"忙しいから帰れ!"、"お前の所の商品などいらん!"、"前に来てた営業に騙された"とか、どこの店も…

営業用スマイルを覚えたカニ

【はたらきガニメモリアルその16】カニの営業担当区域はK県で、最初に訪問したのは駅前にある大手のSデパート!意を決して正面口から突入した途端にいきなり呼び止められ、"営業は裏から回れ、常識だろ!"といきなりキツイ洗礼w、んだコラァ!と一瞬思いつつ…

クソ重い紙袋を抱えて会社を出るカニ

【はたらきガニメモリアルその15】当時はスマホはおろか携帯電話すら普及してなくて、とりあえず小売店の住所録と周辺地図のコピーを各自取る。次に渡されたのは販促用チラシがギュウギュウに詰まった紙袋4つ!これがまた肩や指に食い込むほど重いッ!何をす…

突然配置転換されるカニ

【はたらきガニメモリアルその14】グラフィック作成の仕事をするカニたち新人にきまぐれ社長の突然の命令通達。皆言われた通り入社式以来の背広を着て集まると、デカい紙袋を手渡され「今から営業行ってこい」と一言。イヤイヤ、ウチら営業の仕方なんて全然…

静電気で仕事がぶっ飛ぶカニ

【はたらきガニメモリアルその13】このマシーンの裏側は基盤とブラウン管が剥き出しの構造で、乾燥した季節に静電気体質の人が後ろを通っただけで、端から順番にマシンが落ちるというデリケートさw。数時間分の仕事が一瞬でパーになるアクシデントが続き、ど…

先輩社員のレバー捌きに唸るカニ

【はたらきガニメモリアルその12】支給された謎のマシーンを触ってみると、左レバーで画面内のカーソルを動かして、右レバーの4方向にドット打ちやスポイト、カラー選択が割り振られていました。つまり無駄にデカくてインダストリアルだけど要はマウス!あま…

謎マシーンと対面するカニ

【はたらきガニメモリアルその11】新卒無試験で潜り込んだのはブラック臭漂うゲーム会社!デザイン部門での採用だったものの、当時はまだ今のように世間的にも開発機材は充実しておらず、各メーカーが独自の機材を使っていました。タブレットも液晶モニター…

呆然と犯人を見送るカニ

【カニ田一少年の事件簿その48】鳥小屋の下に穴を掘った後があり、犯人はそこから侵入した模様。あたりを見回すとガサッと何かが動く影が!そこには何と一匹のイタチがピーちゃんズの1羽を加えてこちらを見てました。こちらが動く前にイタチは踵を返して一目…

鳥小屋の前で悲鳴を聞くカニ

【カニ田一少年の事件簿その47】カラーひよこから立派なニワトリに育ったピーちゃんズ。餌やり水やり卵拾いと毎日世話をして半年が経ったある朝。いつも通りに餌の準備をしてたら、先に鳥小屋に入っていたイモちゃんとオトくんの悲鳴が上がる!何が起きたと…

鳥小屋でアレを見つけたカニ

【カニ田一少年の事件簿その46】ほぼ見た目がニワトリになったピーちゃんズをいつまでも家の中で飼うわけにもいかず、カニパパが日曜大工で裏庭にデカい鳥小屋を作った。朝晩の水やりや餌やり藁の交換はカニたちの仕事で、もはやペットというより家畜の世話…

ピーちゃんに適切な治療を行うカニパパ

【カニ田一少年の事件簿その45】縁日で売られるひよこなどは元々虚弱ですぐに死ぬものらしいが、ウチはカニパパが獣医さんだったので救命処理が適切!死にかけては回復し、スクスクと成長していくピーちゃんズ!2ヶ月もするとほぼにわとりサイズになりました…

ピーちゃんがグッタリしてパニクるカニ

【カニ田一少年の事件簿その44】色は落ちて普通のひよこになったけど、変わらず兄妹で可愛がっていたのですが、それからまた数日後。突如ピーちゃんズの一羽がグッタリして動けなくなってしまいましたッ!

区別がつかなくなるカニ

【カニ田一少年の事件簿その43】兄弟それぞれお気に入りのカラーのひよこをゲットして、愛でてたのも束の間。しばらく経つと塗料が落ちて全部黄色いひよこに戻り3匹の区別が全くつかなくなりました。結局その時期を境に3匹とも"ピーちゃん"と呼ばれるように…

縁日で思わず買ってしまったカニ

【カニ田一少年の事件簿その42】小学生の頃の地元のお祭りでの話。臨時のお小遣いをもらい兄弟3人でわたあめやらタコ焼きやらを買い食いして屋台を見てまわってました。そんなカニたちが一斉に食いついた屋台。それは動物愛護の観点から今はほとんど存在しま…

消毒液の前でフラフラするカニ

【黄色靭帯骨化症その209】コロナ禍以後どこにでも備え付けられるようになった手洗い用の消毒液。これもまた杖ラーには厄介なもの!まず両手をフリーにしなければならないので杖を手放し、両脚のみで立たなければならない事がしんどいんですわ!手すりとか椅…

メガネが曇って立ち往生するカニ

【黄色靭帯骨化症その208】マンガでは省略してましたが、リアルカニはメガネユーザー。マスクをつけるようになったのは春先で、ちょっと気温が低い日に外を歩くと、途端にマスクから噴出される吐息でメガネが真っ白に曇った!地面の凹凸や杖を突くポイントが…

マスクを求めてヨタヨタ歩き回るカニ

【黄色靭帯骨化症その207】病院のコロナ対策も日に日に厳しくなり、ついにはマスクなしでは入れなくなる始末。ネットで買おうにも品切れと高額転売で入手不可能な状態に!残る手段は近所の薬局をしらみ潰しにあたるしかないんですが、ヨタヨタな杖歩きで何軒…

筋肉をひたすら伸ばしてほぐすカニ

【黄色靭帯骨化症その206】足を交差して歩けないのは下半身の筋肉がカチカチに固まってるせい。手すりにつかまりながら軸足を固定して逆足を前後に踏み出す事で鼠蹊部や太腿、ふくらはぎを伸ばす。ついで爪先立ちと踵立ちを交互にやる事で足首の柔軟性を高め…

二歩目が踏み出せないカニ

【黄色靭帯骨化症その205】足を開いてガニ股でバランスを取るカニに、リハビリの先生は床の白線を指差してその上を綱渡りの要領で歩いてみてくださいと。軽い気持ちでで足を交差して1歩踏み出したら…2歩目がでない…。それどころか動いたらバランスを崩して転…

コロナ禍だけどリハビリは続ける事にしたカニ

【黄色靭帯骨化症その204】リハビリでマッサージを受けながら、コロナで通院を控える人が続出してるんですよと聞くカニ。医学療法士の皆さんも入院棟と外来棟の行き来を制限しなければならなくなり、シフトが組みにくくなっらたそう。そんな中さりげなく"カ…

ガラガラの待合室にひとりのカニ

【黄色靭帯骨化症その203】リハビリ再開してから1ヶ月くらいした頃から、世間はコロナでザワつきはじめていた。最初のうちはまだ病院もそんなに神経質でもなかった気がするのだが、ある時期を境に常に混雑していた待合室ガラガラでジジババの姿が一切無くな…